トレンド継続か反発か、介入の可能性は?

2014080100063_1先週の円安相場は一時107円台にまで割り込み、4月1日の112.50円付近から一気に約5円も円安が進んだことになります。とはいえ先週金曜日には一旦の下値を確認したような動きとなりました。これには材料不足などの要因もありますが一部では麻生財務大臣が介入の可能性を示唆したとの観測もありました。

10日のロイターに菅官房長官のインタビューが載っており、その中で介入の可能性はあるように示唆されています。

インタビュー:為替の偏った動きには対策の用意=菅官房長官

あくまで競争的な通貨切り下げではなく、激しい相場の変動には対応していく姿勢を述べています。為替介入を行わないという姿勢を見せたことによる一定の安心感から円買いが進み、極端な円高になりましたが、こういった発言やインタビューがどれほど市場に影響するか注目です。

本日は日本時間10時30分に予定されている中国の物価指数に注意が必要ですが、欧州・ニューヨーク時間には目立った指標もないため各国株式市場の反応を見た動きに注意する必要があります。引き続き円安の流れか、一旦は下値を目処に揉み合う相場となるのか見極めが重要になりそうです。

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