スキャルピング

ここではスキャルピングの特徴と、取引手法について紹介しています。それぞれの用語についてはこちらも参考にしてください。

スキャルピングとは

僅か数分、数秒の間に売買を繰り返し、数pipsの利食いを繰り返す手法のことです。相場には必ず波がありますが、その波をどれだけうまく利用することができるかがポイントとなります。また「下がったところで買う、上がったところで売る」という非常にわかりやすい考えのため、FX初心者のなかには意識せずともスキャルピングのような取引の仕方をしている場合も多く見られます。

最も重要な要素「スプレッド」

ここで重要なのは業者(ブローカー)が設定しているスプレッドです。スプレッドが広い(大きい)と、それ以上相場が動かないと利益が出せません。例えばスプレッドが10pipsの業者で円安に動くと思い買った場合、11pips以上円安に動かないと利益が出ません。思い通り8pipsくらい円安に動いたけどその後円高になってしまった場合は損が発生してしまいます。つまり売買成立直後は常に負けの状態からスタートしているわけです。

長期のトレードの場合、たいていの業者のスプレッド差は気にならないレベルのものですが、スキャルピングのような超短期トレードでは非常に重要な数字になってきますので、それを踏まえた業者選びが大事になります。

材料のないときに取引する

経済指標や政府発表など重要な経済イベントに為替は左右されます。逆にそういったものが無いときは、ある一定の幅で上下を繰り返すことが多くなります。そのときの幅(=レンジ)を予想できれば、下がったところで買う、上がったところで売るということが可能になります。とはいえ通貨ペアによってはその幅ですら(スプレッド以上に)動かない場合もありますので、取引量の多い米ドル円やユーロドルなどのペアを選ぶ必要があります。

経済指標の発表時に取引する

経済指標発表のときに合わせて大きく仕掛ける手法もあります。特に米国雇用統計などの重要指標発表時はドル円で1円以上動くこともあり、もし方向が読めれば大きく利益をあげることが可能です。注意しないといけないのは、その分違った方向に動いたときに大きく損がでるので損切りのポイントはできるだけ近くにおいておく必要があります。
重要度によって為替の動く幅はいろいろ変わりますが、こういった経済指標に合わせて行う取引のことを一部では“指標スキャル”などと呼ばれています。

スプレッドが狭いFX業者を選ぶ

スキャルピングを成功させるためには、いかにスプレッドの低い業者を選ぶかが1つのポイントになります。また、少しの遅れが大きく機会損失となってしまうため、約定率も安定している必要があります。

SBI FXトレードはドル円の取引でスプレッド幅が0.27銭で国内最狭水準を維持しています。他の業者は時間指定で0.30銭を維持している業者もありますが、こちらは基本的に24時間原則固定となっています。

取引にはWEB、PCインストールソフト、スマホアプリなどがあります。正直WEB画面の取引は使いにくいため、PCソフトかスマホアプリで取引するのが良いと思います。また、毎朝必ず30分間(6:30〜7:00など)のメンテナンスが発生するため、その間は取引できません。

ただ、そういった少しのデメリットを差し置いても、約定も早くて安定しておりスプレッドも狭いためスキャルピングにはオススメです。

まとめ

スキャルピングの特徴はその場の上げ下げが重要なので、もちろん全くではありませんがある程度の相場のトレンドは関係ないと言えます。少しでも違う方向に動けばすぐに損切りし、新しいポジションを取っていくことが大事になります。また、1つの取引が完結する前に複数のポジションをとっていくなどスピーディーな取引が求められます。しばらくは取引画面の前に張り付くことになると思うので、精神的に疲れないように余力のある取引をおすすめします。