日銀会合、FOMC、雇用統計がある一週間

トランプ大統領就任後の動きが神経質になっていますが、NYダウは過去最高を更新、2万ドル台の高値圏を推移するなど市場だけを見れば好調な感じに見えます。ドル円相場は1ドル115円を上値の目処として2~3円という大きな幅で乱高下を繰り返しているような状況で、日経平均もNYダウに引かれているとはいえ不安定な相場となっています。

早くも大統領令を”連発”し波紋を呼んでいるトランプ大統領ですが、その動向についてアメリカ以外の国の中銀などは静観している印象があります。不意な動きはどちらかというと株式市場のほうが多く、為替相場が直接(ある意味では操作されるような)動くような場面はまだなさそうです。

為替市場にとっては重要な指標が、今週は立て続けに発表されます。トランプ大統領就任後初めての指標なので注意が必要です。ネガティブでもポジティブでもサプライズがあれば大きく動きそうな不安定な相場かも知れません。

基本的にドル円はロングしたいですが、下げも強烈なためタイミングが非常に重要になりそうです。長期的なポジションを保有するつもりなら、今の相場でもロングしていけば良いかも知れませんが短期的に決済するようなポジション取りをするならショートもありかも知れません。

日銀会合の結果次第では去年来の1ドル120円を目指すような内容になるか注目したいと思います。FOMCでは年内利上げの動向、雇用統計はそれを裏付けできる内容かどうかを確認する必要があります。ドル高の動きになれば円安に向かうことになると思いますが、予想以上にリスク回避の動きが強くなれば打ち消されるかも知れません。

なんにせよ今週の結果で次からのトレンドが決まる可能性があるので為替を含めた市場の動きに注目したいと思います。

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