南アランド急落!ドル円は方向感のない動き続く

ドル円は無風が続いています。浅川財務官の日経新聞インタビューで、状況次第で為替介入に踏み切る姿勢を示し、踏み込んだ口先介入を見せましたが、上昇は限定的でした。ニューヨーク株式市場も上昇し、ドルは好調でしたがFOMCとG7を控え様子見もありました。日本の当局の介入をめぐる思惑で、G7まで相場を動かしそうです。

ユーロドルも含め全体で様子見ムードの中、南アフリカランドが対円で急落しました。背景には南アフリカのゴードバン財務相が前職の国税当局トップ時代に不正があったとして検察が捜査している、近く逮捕されるだろうと、ヨハネスブルグのサンデータイムズが報じたことによる影響と考えられています。財務相は去年末に就任したばかりで、政局の不透明感が嫌気され急落につながりました。

本日はアジア時間に重要指標として、日本時間10時30分に豪中銀金融政策会合議事要旨公表があり、注目する必要がありそうです。21時30分には米住宅着工件数や消費者物価指数、22時15分には米鉱工業生産や設備稼働率など、重要指標が立て続けに発表されます。また、その後もサンフランシスコ、アトランタ、ダラスの各連銀総裁の発言が控えています。

FOMCを控え神経質な動きになると思われますが、FRBによる6月利上げの可能性はほぼ0だと市場が織り込んでいるなかで発言内容によっては乱高下する可能性もあるため、ポジション取りには注意が必要です。

今日も昨日と同じく1ドル119.00円にタッチするかどうかをポイントにしたいと思います。方向感のない動きが続くと考え、日中は積極的なポジションは取らずに夜の指標時に仕掛けたいと思います。とはいえFOMC前で限定的になる可能性もあるため、いつもより早めの利食いでいきたいと思います。

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