今日の雇用統計は非常に重要な指標に

年始早々ドル円相場は荒れた動きになっています。12月に記録した1ドル118.67円付近を超えることができなかったため急激に円高に振れ、ストップやポジション調整、さらには押し目買いしていたロングのロスカットなどが重なり一時1ドル115.05円ほどまで円高が進みました。

雇用統計を前にしてようやく落ち着いた感のある相場ですが、116円付近で広く動いているためポジション取りには注意が必要そうです。

毎年年始は荒れるか一方向に動き続けるため、今日の雇用統計の結果次第ではさらに円高が進む可能性もあります。ただ、今日の雇用統計の結果では大きく円安が進む可能性ももちろん含んでいます。

去年のイエレン議長の発言で、今年は3回の利上げをする可能性が示唆されましたが、それを裏付けるような結果の指標となれば1回目の利上げが3月ということが意識されドルが買われる流れになるのは間違いなさそうです。

先日公表されたFOMC議事要旨の内容には、あくまで緩やかな利上げをベースとするものの、トランプ相場次第では早期利上げも適切であるとの見方もできるもので、やはり今年も新大統領の動向に注目する必要がありそうです。

今日の雇用統計は事前予想+17.5万人、失業率が4.7%と、前回値とほぼ変わらないと考えられています。前回は失業率が予想よりも下がっており、今回も極端に上がらなければ前回値より悪くなったとしてもそこまでの悪材料には見られないかも知れません。

ただ、安定的な雇用というのは基本中の基本なので、利上げを推し進めていく中で重要な指標であることに違いはありません。

年始からストップで巻き込まれた人も、今回はドル買いを優先するかも知れません。そこまで強い結果でなくても、ドル買いムードが先行して動く可能性がありそうです。なので、今日は基本的にロングで行こうと思いますが、万が一指標が悪すぎた場合は下への動き幅が読めないので早々に損切りしたいと思います。

あくまで今年は夏頃まではドル買いが優勢、ただ1月は乱高下する月なので短期売買はショートメインで中期的に押し目買いを狙っていく姿勢は今のところ変えずにいこうと思います。

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