調整相場に注意

世界中の注目を集めている米大統領選の最新の世論調査でトランプ氏が優勢となったと報じられドルが売られる展開になりました。FOMCや雇用統計前にドルを売ってロングポジションを取りやすくする目的もあるのでは、と一部で言われていますが、ここまで円高が進んだのは調整の意味がありそうです。

今日は雇用統計の前哨戦であるADP雇用者数とFOMCがあるため1ドル104円前後でもみ合う相場が続く可能性が高そうです。104円半ばくらいまでくると雇用統計や大統領選までにポジション解消する短期勢の利確が多そうなので、上値も重そうです。

昨日の日銀政策決定会合の結果や黒田総裁の会見がほとんど為替市場に影響がなかったように、今日のFOMCも結果に対してはかなり織り込み済みのため想定通りの結果となればあまり動かないかも知れません。それでも年内利上げや来年以降の政策に対する発言には注意する必要があります。

ADPがあまりにも悪かった場合、さらにドル売りが加速するかも知れませんがトランプリスクが乗っかっている以上、良い結果になっても上値が重いかも知れません。雇用統計も良い結果となり年内利上げ確実と見られれば一定の上昇は見せるでしょうが、大統領選が終了するまでは探りあいの相場が続きそうです。

ひとまず今日も様子見し、ドル円の戻りで小幅に利確していきたいと思います。叩かれる相場になるかも知れないので、長く持つことはせずできるだけスキャルで勝負したいと思います。今週末から来週にかけて為替市場としては非常におもしろい展開が続くと思うので、しっかり数量に注意しながら取り引きしたいと思います。

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