本日はイースターマンデーとなり欧州市場は休場となります。とはいえ、日本時間21時30分には米個人消費支出の発表が控えており、インフレ動向を見る上で重要な指標となるので注目です。また今週末は4月1日の金曜日となるため、少し早い印象がありますが米雇用統計も控えています。失業率と併せて年内の利上げ動向に大きく関係するためいつも以上に注目されると思います。
先週は各地区連銀総裁のタカ派とも言える発言が相次ぎ、ドル買いを誘いました。前回のFOMCでのイエレン議長の発言がハト派と捉えられていますが、対照的に4月の利上げを示唆するような発言が続きました。
世界要因がなければ早期利上げ実施が適切。4月か6月での利上げの可能性はある。
-サンフランシスコ連銀総裁利上げは早ければ4月。
-アトランタ連銀総裁FOMCが4月に動く可能性も有り得る。
-セントルイス線銀総裁
こうした中で明日29日にはイエレンFRB議長の講演が予定されており、こういったタカ派的発言が繰り返された直後でどのような発言をするのか注目が集まっています。
現時点で日経平均は上昇基調で、ドル円も113.50円を上抜けています。今のところ7日連続で円安で終了しており、直近の高値である114.20円付近も狙える動きとなってきました。ただ、こういった動きのときはもう一度円高を試す可能性もあるので注意が必要です。米指標や強気な発言が続けば更にドル買いがすすむはずなので、今週は円安方向のポジション取りをメインにしたいと思います。
米雇用統計前は様子見ムードが広がり比較的穏やかな相場になることも多いですが、今週は要人発言や特に4月利上げの可能性の動向もあるためボラティリティが高まる可能性もありそうです。
本日のドル円ポジションは、これまで連続で上げてきているので下がるリスクを考慮し、ストップは113.00円~113.20円を意識して113.80円~114.00円まででロングの利食いをしていきたいと思います。米指標までにはいったんポジション整理し、発表時はとりあえずロングでいきたいと思います。