イギリス、EU離脱派が優勢

イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票を前に、各マスメディアなどの世論調査が盛り上がりを見せていますが離脱派が優勢となっていることで比較的安全通貨とされる円が広く買われました。ドル円は1ドル105円台にタッチしたほか、ユーロ円も120円台を割りポンド円も150円台を割るなど、節目のラインを割る展開となりました。

今日からは経済指標など材料が増えてきます。特に日銀の金融政策決定会合の結果や、明日のFOMCなど重要な指標が続くため、今日は様子見ムードもあるかも知れません。

日銀の追加緩和について期待が根強く、明日の決定会合で何もなかった場合、再び失望をかって円高になる可能性もあります。また、仮に追加緩和してもイギリスのEU離脱問題で離脱するとなれば過度の円高が予想されるためそれの是正にしか使えないとの意見もあります。

FOMCではEU離脱問題への懸念と5月の米雇用統計の結果が非常に弱かったことから金利据え置きが予想されていますが、こちらも仮にイギリスがEUを離脱しないことになった場合、7月利上げの可能性について言及があるかどうか注目です。

本日は明日の重要指標を控え様子見ムードが広がる可能性もありますが、ニューヨーク株式市場が続落したことや日経平均が16,000円を割ってきたことによるリスクオフの動きが続くと思われますので、仕掛けるならショートよりで取引したいと思います。1ドル106円前後の攻防と思われますが、105.80円から106.50円ほどをレンジと想定して仕掛けたいと思います。

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