FOMCはほぼ無風、ドル円の本番は今日

FOMC結果はほぼ市場の予想通りで、全体を通してはハト派と認識されました。発表直後は急激に円安に動いたものの、数分しないうちに逆転しました。結果的にほぼ横ばいで、その日の緩やかな上昇ベースのラインを維持して現在に至っています。

FOMCの内容としては弱い米指標が続いているものの、米経済に対して楽観的であり、世界経済に対するリスクの部分が一部削除されたため一部では若干のタカ派に傾いたとの意見もありますが、利上げを急がない姿勢は崩すことはなかったため全体では変わらずハト派と捉えられました。

日銀の金融政策決定会合を前にしてか、ドル円での動きは普段より少ない結果となりました。ドル円相場の転換点となる可能性があるのは、やはり今日のようです。15時30分から黒田総裁による会見が予定されていますが、どのような内容、また発言になるか一段の注意が必要です。

また日本市場は明日は祝日で閉場、来週も中間はゴールデンウィークと、材料に乏しい日が続きますので本日時点のポジション整理にも注意が必要です。アジア市場では豪ドルとNZドルが弱い動きを見せているため、東京時間のドルの動きにも注目です。

追加緩和を実現してもしなくても動く可能性はあり、特に今回は先行して値が動いてしまっているだけに急落する可能性も考えられます。また、報道どおりの緩和が実現したとしても為替には織り込み済みのため、株式市場と連動した動きにも注意が必要です。

今日のドル円はボラティリティが高いと考え、どちらかにレンジブレイクする可能性を考えて指値と逆指値を調整したいと思います。上値の目処は1ドル112.50円、下値の目処は強気で110.00円を割るくらいを想定したいと思います。場合によっては両建てもありかも知れませんが、いつもなら12時過ぎに動き出すため、それまで仕掛けるのは待つのも良いかも知れません。

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