多くのFX業者は本日より夏時間へと移行します。とはいえ、もともとFXは24時間取り引きできることが基本ですし、証券に比べて意識することは少ないかもしれませんが、欧米指標の発表時間が異なったり、国内のFX業者であればメンテナンス時間などもサマータイムに合わせて変更している場合もあり注意が必要です。
本日はこれといった指標もなく、株式に連動した動きになることが予想されます。今週はFOMC、日銀決定会合の発表と黒田総裁の会見などが予定されており、それまでは様子見の可能性もあります。
日銀の施策については更なる追加緩和を望む声もありますが、マイナス金利を導入したばかりであるのと、最近は極端な円高が進行していないことから3月は見送られるのではないかとの見方も広がっています。ただ、先のとおり追加緩和期待が一定数あるので、何も無かった場合は円買いが進むと思われます。
同じくFOMCにおいても3月利上げはないとの見方がほとんどで、政策変更はないと見られています。それよりも「2016年末までに4回の利上げを実施」と想定されているタイミングが変更になるかどうか注目されています。
ドル円は窓開けで開始されていますが、現時点で先週末とほぼ同じ水準に落ち着いています。様子見ムードが続けば今日と明日はレンジ内、または緩やかに円高で推移するかも知れません。米利上げの動向は新興国通貨にも大きく影響するので注目が必要です。