日銀政策金融決定会合とFOMCを前にして、ポジション調整の戦いが始まっています。昨日のドル円は欧州勢が開始されると同じくらいに売りが殺到、ストップを巻き込み一気に1ドル101円台になりました。その後も後半でもみ合う展開が続き、今日に至っています。
材料不足というか材料待ちの薄商いのなか、ボラティリティが高まっており広めの幅で前後しています。さまざまな憶測が出ていて投機筋が動いているものと思われます。
今日も引き続き様子見ムードが強まることが予想されますが、米指標や豪指標などがあり一定の材料と見られる可能性があります。特に米住宅関係の指標はFRBの早期利上げに対してどのような反応を見せるのか注意が必要です。
いつもであれば前日の指標は特に動かないことが多いですが、結果次第となりますので一応警戒する必要がありそうです。
豪は昨日株式が動いていなかったことによる影響がどれほど出てくるか注目です。東京と時差があまりないため、アジア時間の材料として豪中銀の政策金融会合議事要旨が注目されそうです。直接ドル円に影響はないかも知れませんが、クロスドルの動きは見極める必要がありそうです。
もし、1ドル101.50円ほどで明日の日銀会合とFOMCに挑み、かつ両方とも失望するないようであった場合、ほとんど市場的には織り込み済みとはいえ100円割れをチャレンジする場面が出てきそうです。
日銀は(おそらく含みを残すものの)追加緩和しない、米も利上げしないとなると円が買いやすくなり、発表後に瞬間的に100円割れを免れたとしても、円高トレンドに入るのは間違いないかも知れません。
今日はひとまず方向感がわからないので様子見したいと思います。明日のビッグイベント前にわざわざ無理に取り引きする必要はなさそうです。
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