軟調な経済指標で利上げ観測後退

ドル売りが継続しています。ドル円は1ドル101円がポイントになっており、上値が重い展開が続いています。このままFOMC議事要旨を迎えると100円割れも可能性はありそうです。

予想以上に弱い米経済指標が続いており、FRBは利上げを急がないとの見方が広まっています。また、日銀の追加緩和期待も後退しており、円高に振れやすい状況となっていそうです。

ただ、米株式市場が下支え要因となっているほか、FOMC前の様子見ムードもあるため動きが小幅になっています。今日は101円をサポートするか下値を更新するか注目したいと思います。

また今日は経済指標が多く発表されます。まずは日本時間10時30分に予定されている豪中銀政策会合議事要旨がありますが、内容次第で豪ドルとNZドルは大きく動く可能性があるため、ポジションを持っている場合は数量に注意です。

ユーロを見る上で18時に予定されているドイツの景況感指数も注目ですが、21時30分に立て続けに発表される米指標に特に注目したいと思います。軟調な経済指標が続いており、もし結果が悪くなりFOMCの議事要旨でもネガティブな内容が続いているとドル売りが一層加速する可能性があります。

ドル円の想定レンジは1ドル100.90円から101.40円で、かなり安値で遷移しているため普段ならロングを持ちたいところですが、米指標やFOMC前に一段の下げが考えられるため難しい状態です。ただ、101円割れには若干抵抗しそうなので、101円付近でロングからの数pipsで利確を繰り返したいと思います。

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