要人発言で右往左往

昨日のドル円は円高基調が続きました。日本をはじめ世界的に夏休み中で市場参加者が少なく薄商いとなっていましたが、欧米時間にはドル売りが続き弱い経済指標もあって気付けば1ドル100円割れとなる場面がありました。

ただ、ダドリー総裁の「9月利上げはありえる」などのタカ派的なインタビューが市場に知れ渡り、ドル円相場は急速に戻しました。1ドル100.40円付近で戻り渋りましたが、101円台から99円台後半までの範囲の中で真ん中まで戻せたので、ある意味相場どおりの動きとなりました。

弱い経済指標が続いているなかで、利上げに対して弱気になっている相場で要人発言がどれほど影響するか確認できた相場となりました。

もうひとつ感じたのは、日銀の追加緩和期待による下支えが薄くなっており、簡単に100円割れを起したので、こういった相場はこれからも続くかも知れないということです。

ドル基調の売りが続けば対円相場は総じて影響を受けることになります。ポンド円も気付けば130円を割る場面もありましたし、比較的落ち着いているとはいえユーロも低迷しています。市場全体が明らかに円高基調である間は仕掛けにくい相場が続きそうです。

今日はFOMC議事要旨があるので、それまでは様子見ムードが広まる可能性が高そうです。ドル円は昨日大きく動いたのでポジション調整も含め、今のレンジから若干の円安方向で細かい動きになるかも知れません。日中は仕掛けにくいので、FOMCの結果を待ってからポジション取りしても良さそうです。日本時間で明日午前3時ですが…。

ドル円は1ドル100.40円から100.80円ほどの範囲で考えたいと思います。FOMC前の利確やポジション調整で若干円安にふれるかも知れませんので、うまくあえば拾って行きたいと思います。

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