テクニカルでは上を目指す展開へ

ドル円がここ数日でかなり円安に流れてきており、米長期金利の上昇や強い経済指標、FOMC議事録にもあったようなFRB年内利上げの確度などからドル買いの流れが続いています。

引き続きアメリカの経済指標が材料にされる展開が続くものの、日足のドル円チャートを見てみると直近高値だった104.31円も超えました。7月末くらいに下がり始めたときからダブルボトムが完成されつつあり、テクニカルを重視する投資家はこれから上抜けると期待して動き出すかも知れません。

ショートカバーしにくい相場ではありますが、上値が重いのは続いているので一概にロングすればよい相場でもなく、難しい判断が求められます。要人発言で右往左往することも多いため、中期的な仕掛けをするか、短期であればしっかり損切りラインを設定する必要がありそうです。

年内米利上げはかなり織り込み済みであり、経済指標が相当悪くない限り大丈夫、といった雰囲気の中で毎週発表される経済指標が微妙に悪い結果ばかりだと市場の風向きも変わりそうです。そういう意味でも細かな指標にも注視する必要があります。

今日は日中は中国の貿易収支くらいで、今ではそれほど影響はないかも知れません。夜は日本時間21時30分に米新規失業保険申請件数と輸出入物価指数が発表されますので、特に失業保険関係は注目したいと思います。

日中は円安の影響を受けて日経平均は上昇、再び17,000円台に乗せれるかに注目したいと思います。ドル円の想定レンジは1ドル103.80円から104.80円として、コンスタントに104円台を維持して今日を終えれるかに注目したいと思います。

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