ISMの結果に注目

昨日は予想通り円高に振れ、一時1ドル103.10円付近まで落ち込む場面がありましたが、その後若干持ち直し今日は1ドル103.40円から103.50円で揉みあう展開となっています。ショートよりに持っていたポジションは昨日のうちに利確して、今はどちらに傾くか模索している状態です。

市場としても材料探しをしている期間であり、少し動きにくい展開が続くかも知れません。ただし、今日の日本時間23時に発表が予定されているISM非製造業景況指数で大きく動く可能性があります。

9月1日に発表されたISM製造業景況指数では予想の52.0より悪い結果となり、しかも良し悪しの節目である50を割って49.4となるなど、市場にとって逆サプライズとなりました。雇用統計発表前の様子見ムードが広がる中でもドル円は急落し、大きく動く結果となりました。

今日のISM非製造業景況指数の予想値は55.0で、前回の結果の55.5より少し下げた予想となっていますが、非製造業のほうは50を割ったことがなく、万が一50を割ることになると最近の動きに関係なくドル売りが加速することになります。

50を割ることはないと思いますが、予想の55.0よりかは弱い数字が出るのではないかなと思います。52から53ほどの数字であれば少しドルが売られるだけで済むかも知れません。

景況指数は利上げの動向にも影響があるため、予想よりもかなり悪い結果となれば年内利上げ感は後退するものと思われます。前回の雇用統計のように、単体の結果が悪かったとはいえ中期的な目線で見ればさほど悪くなかった、といったような判断はされにくい指標かも知れません。

日中の指標としては13時30分の豪中銀政策金利発表に注目したいと思います。今回は変わらず1.50%の据え置き予想ですが、今後の金利について言及があるかどうかに注目が集まっています。ドル円相場への影響は限定的かも知れませんが、豪ドル円やNZドル円のポジションを持っているなら注意が必要です。

今日は徐々に円安に傾いた後、ISMのときに103円後半まで戻っていたらショートで仕掛けたいと思います。良い結果が出たときのために損切りラインは非常に近いところに設定する必要がありそうです。

明日のベージュブックを過ぎればしばらく材料不足の相場が続くので、もしISMの結果が良ければ利上げ期待も高まりますので、ロングで保持するポジションを持っても良いかも知れません。

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