このまま円安トレンドになるか

金曜発表された雇用統計の結果とその後の動きは、ほぼ予想通りの結果となりました。その場の数字は悪かったので反射的にドル売りされましたが、ここ数ヶ月の平均をとると決して悲観するほど悪くなかったこと、年内利上げに対し前向きであることなどが材料視され、一時1ドル104.30円まで買い戻されました。やはり、それまでのイエレン議長を始めとした各要人の発言の影響がかなり大きかったと思われます。

ただ、9月利上げに対してはさすがに後退していると思われ、今月のFOMCでは年内利上げに対する言及があるかどうかに注目されています。それまでは少し材料不足な展開が続くかも知れません。

G20が開催中ですが、市場への影響は限定的になりそうです。直近のアクションとしては本日11時30分より日銀黒田総裁の講演が予定されていますが、サプライズはないものと考えられています。とはいえ、今日の日中の材料として注目する必要があります。

ドル円は雇用統計の結果を受けて円安になったあと、今日の開始は利確やポジション調整の流れから円高で始まるという、いつもどおりの動きを見せています。このまま1ドル103.80円から104.00円付近でもみ合った後、ふたたび104円超えで安定して推移できるかどうかがポイントです。

本日はアメリカが祝日なので、薄商いが続くかもしれません。今日のうちに104円台を突破する材料があれば良いですが、そうでなければレンジ相場が続くと思われます。そういう意味では黒田総裁の発言に期待したいところもありますが…。

ズルズルと円高に一度ふれる可能性もあるので、104円を超えてくるまではショートよりのポジションでいきたいと思います。材料がでてくれば再び円安の方向もありえるため、いったん104.20円ほどを超えるまで待ってからポジショニングしたいと思います。

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