サーバーメンテナンスで長らくお休みしておりましたが、今日からまたチマチマと再開していきたいと思います。12月7日より更新を停止していましたが、その間にFOMCがありタカ派よりの内容になったためドル円相場はさらに一段上げて一時は1ドル118円台まで回復しました。
おさらいですが、FOMCでは12月利上げが予想通り実施されました。これ自体はかなり前から市場には織り込み済みであり、FOMC時点で既にドル円相場は円安に傾いていたため上げ幅は限定的になりそうだと見られていました。焦点は「来年の利上げ回数」に移っており、イエレン議長の発言が待たれる動きとなりました。
結果としては「来年3回の利上げ」という投資家が思っていたよりも強気な発言が出たことでドルが買われ、直後にドル円は1ドル117円台まで上昇する結果となりました。
今回の利上げについてFOMCメンバー全員が賛成だったことも好感されたようです。また、トランプ氏とイエレン氏の関係は”何かと”話題になっていましたが、任期を全うするとの発言もあり、同じく市場からは好感されました。
そのまま余波が続き、週末には1ドル118円台に突入するも、金曜日のニューヨーク時間で米株価が悪化、利回りも低下するなど、ポジション整理の流れもあり今日は117円に押し戻されて遷移しています。年内の上値の目処が付いたかたちになったかも知れません。
日銀政策金融決定会合前であることと、いよいよ年末相場も本格的になる中で、今日は動きにくい相場になりそうです。1ドル118円で押し戻されるようなレンジでもみ合う展開が続くかも知れません。利益確定の流れで円安が強くなりそうですが、来年の米利上げ動向や依然として強気な相場があり、下値は限定的になりそうです。
重要指標前であることと、上値の目処が118円半ばとすると今日の想定レンジは1ドル117.30円から118.10円で考えたいと思います。だんだんとロングを持つのが怖い相場になってきましたが、もう少しの期間は押し目買いスタイルで問題なさそうです。
.