利益確定とリスク回避の流れ

週明けのドル円相場はいったん上昇を見せたものの、その後は調整相場となり今日の日銀政策決定会合を前に薄商いになりましたが、夜にはイエレン議長の労働市場に対する楽観的な見方が伝わるとドルが買い戻される場面もありました。

ただ、週前に米国の無人潜水機を巡る中国の動きがあり、リスク回避のために円が買われる状況が一時ありましたが、昨日もトルコの銃撃事件やドイツでのトラック事件などがあり、より一層円が買い戻される状況となりました。

ドル円は”トランプ相場”により実に15円以上円安に傾いており、年末の利益確定の動きがこういった事件をきっかけにして早まったかも知れません。

今日は日銀政策決定会合と黒田総裁の発言が予定されているため、それまでは動きにくい展開が続くと思われます。また、今日の内容では景気判断が上方修正されるとの見方が多いですが、すでに織り込み済みでありサプライズ的な内容がないと動きも限定的になるかも知れません。

夜には目立った経済指標がないので、そうなると今日も利益確定の流れが強くなる可能性がありそうです。上値の目処が1ドル118円で付いたとすると、年末までに下は115円ほどまで考えられそうですが、来年の米利上げ動向がある以上“暴落”とはならないはずです。

そろそろ年末の動きを視野に入れていく必要がありそうです。。

にほんブログ村 為替ブログ 為替日記へ

.