日本時間の今日10時から、米次期大統領候補の第1回テレビ討論会が行なわれます。全米視聴者1億人とも言われ、盛り上がることは確実です。
ヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏の支持率は拮抗しており、その差がどうなるのか注目したいと思います。昨日も書いたとおり、市場はトランプ氏が大統領になることをまだ織り込んでいないため、今日の結果でドルの動きに影響がでる可能性も十分に考えられます。
その他、経済指標では日本時間の22時から23時にかけて発表される米指標にも注目したいと思います。フィッシャーFRB副議長の発言も予定されているので、今後の利上げについて何か言及があるかどうかに注目です。米利上げについては大方が利上げする・しないではなく、いつやるか?に焦点が移っています。つまり、利上げをすること自体が前提の相場となっています。
昨日の日銀黒田総裁の発言から、これ以上の追加緩和で為替誘導は困難であるとの見方が広まりました。これを受けて引き続き円買いが優勢となっています。ドル円は安値を探している状況で、100円割れも目前といったところです。
ただ、やはり100円の幅には心理的節目もありかなり分厚い抵抗があります。ドルを買う材料がない今、円買いが進めばいずれ突破するのは確実かも知れません。米国株式や日経平均にも注目しながら売りのタイミングを見極めたいと思います。
日経平均もパッとしないため、基本的に比較的狭いレンジで推移すると想定して今日もショートよりでいきたいと思いますが、テレビ討論会の結果やポジション取り、夜の経済指標などを少しの材料としてタイミングをはかりたいと思います。
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