ドーハ会合の結果から原油価格は急落しましたが、ニューヨーク時間にはその下げ幅を縮め投資家に好感されたようです。ニューヨーク株式相場が高く推移したことがドルの下支えとなり、思ったように円高は進みませんでした。ユーロは対円で安値を付けていたこともあり、利確やポジション整理のために買い戻されました。
原油が思ったよりも値を下げなかったことが好感されているのは資源国通貨も同じです。カナダドル、豪ドル、NZドルいずれも対円で大幅に上昇することになりました。NYダウは心理的節目の18000台に乗せ反発して終了しました。
日経平均は本日開始時点で500円ほど上昇するなど、急落を見せた昨日の値を取り戻す動きをしています。ドル円も一気に回復し109円をつけて先週末の動きから上昇トレンドに転換する動きになっています。先週高値の109.70円付近が意識されると思いますが、特段の円安要因が見えない限りは再度円高を試す可能性も忘れないようにしないといけません。
本日は米住宅着工件数の指標が発表されます。ECB理事会やGDP発表を控えているなかで指標の動向にも注視する必要があります。
ドル円のレンジは1ドル108.50円~109.35円と考え、今日もショートよりで勝負したいと思います。上抜けるようであればロングの指値は高値を意識しつつ逆指値を常に30pipsほどの近さに調整して円高リスクに対応したいと思います。