原油好調で攻めの投資へ

strike原油が回復してきています。原油国であるクウェートでのストライキにより生産量が減少しており、需要が改善するのではないかとの期待が広まりました。ストライキの原因は原油価格の下落によって国の財政が苦しくなり給与や福利厚生のカットを余儀なくされたため発生しました。クウェートに限らず原油生産国はどこも同じような状況で、他国でも同じように切り詰めを行なう必要があるのではとの意見もあります。そうなると今回のクェートストライキのようなものが発生する可能性は十分起こりうるであろうことが指摘されています。

原油の需要と供給のバランスの回復期待から原油価格が上昇、資源国や新興国で対円で大幅回復となりました。ドル円も下支えとなり、米指標が予想よりも悪かったものの109円台を支えました。米利上げのタイミングはさらに後ズレするのではとの観測もニューヨーク株式市場の下支えとなったかも知れません。

寄り付きの日経平均も17,000円台を回復し、市場は好調な推移を見せています。現在は比較的安定している中国元もありリスク回避ムードよりもリスク選考が行なわれています。

本日は各国の経済指標が発表されますが、特に米中古住宅販売件数に注目したいと思います。昨日の新規着工件数が予想よりも低かったことも併せて評価されそうです。

ドル円の予想レンジは1ドル108.76円~109.50円とし、方向感のない動きでロングもショートも小幅に利食いする必要がありそうです。

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