米指標好調でドル上昇

image昨日発表されたISM指標は強い結果となりました。今年1回は少なくとも利上げするであろう観測も強まりました。ニューヨーク株式市場の上昇も手伝い、日本時間早朝に114円台をつけるまで円安が進みました。一部では円が買われすぎていたとの見方も出されました。一方で揺れる欧州のECBは3月10日の理事会で追加緩和を発表するとの観測もあり、ユーロドルはそれを意識した動きとなりました。

今年始めから更なる下落の一途を辿っていた原油価格については国際エネルギー機関(IEA)が「底を打った」との見方を示しました。2017年にかけて上昇し再び均衡状況になる、と予想しています。また、長期的には2020年までに1バレル80ドルに達するとの予想も示されました。ただ、原油価格が上昇し利益水準に達すれば生産が増えると思われるため上値は重いと考えられます。

ドル円相場は114円台をつけたあと113円台と114円台付近をいったりきたりしています。ニューヨーク市場が好調で終了したことにより株高がすすむと思われますが、この時間帯は材料不足でレンジを探っているような動きになっています。東京時間は日経平均に連動した動きとなりそうですが、夜には米ADP雇用統計など重要指標があるので今日も強い指標を出せるか注目です。またスーパーチューズデーの結果を踏まえた動きにも注意が必要かも知れません。