昨日公表された為替介入の実績では、期間中に介入していなかったことが判明しました。2月11日にドル円が111円から113円に円安に振れる場面がありましたが、介入ではなかったことがこれで確定しました。また、介入の事実がなかったことにより円買いへの懸念が後退しさらなる円買いを誘う可能性があります。
昨日の欧米マーケットでは逃避の円買いが再び盛り上がりました。G20で対策案を発表した米国の指標が予想外に悪かったことや、ECBに追加緩和の観測が見られたため全面的に円が買われました。原油は堅調に推移するものの、ニューヨーク株式市場が終わり際に下がるかっこうとなりました。
今日は中国PMIのほか、日本時間0時に予定されている米国ISM指標がポイントになりそうです。ここでまた指標の結果が悪かった場合、世界的に逃避の円買いがすすんでいるなか、もう一段レンジを下げる可能性もあります。ユーロ、ポンドもかなり下げていますので、しっかり損切りポイントを見極めて戻りで利食いしながら素直にショートするのが良いのかも知れません。