ついに一時110円割れ

chart2大台割りました。一時ではありますがドル円は110円を割れ、109.96-98円まで円高となりました。その後戻し現在では110.30円付近でレンジとなっています。米国指標自体は予想より良かったものの、市場では冴えないと評価されリスク回避ムードが強まっていることに加え、相変わらずイエレン議長のハト派的発言が意識され円買いを誘うことになりました。

ユーロの指標が悪く、米指標が予想よりも良かったことでユーロドルの安値も進みました。本日のFOMC議事要旨を控えて下げ幅は縮まりましたが、イエレン議長のハト派的発言が裏付けられるかどうかに注目が集まっています。

次の目安は108円と見られており、今の円高基調がどこまで続くのか注目されていますが、FOMC前で積極的な仕掛けは控えられるものの、公表後に一気に動く可能性があるため注意が必要です。一方で108円に突入すると日銀か介入するのではとの見方もあるようですが、通貨安競争にならないためにも慎重な出方をすると思われます。

イギリス問題を始めとしたEU諸国通貨や原油などで影響を受ける資源国通貨、新興国通貨など、円高になる要因はまだまだ残っているため、この流れがいつまで続くのか注意し長期では円高を貴重とした取り引きを行なうのが良いかもしれません。もしロングで勝負するなら小幅に利食いし、急激な相場変動に対応できるくらいのロット幅にする必要がありそうです。

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