早くも9月の金融政策決定会合が視野に

昨日安倍内閣が閣議決定した政府の経済対策について、様々な思惑から結果的に円が買われる結果となりました。ニューヨーク時間で流れが加速し、一時1ドル100円台に踏み込むなど円高の流れが強調されました。

原油価格の下落や米株式市場の低迷などによるドル売りがメインですが、例外なく円が買われました。円高に嫌気をさし日経平均も下がっているので、しばらくは上値の重い展開が続きそうです。

市場では9月に開催される金融政策決定会合で異次元緩和の効果をめぐって総括的な検証を行なうとした、8月の日銀金融政策決定会合の結果を受けて、様々な思惑が継続してうごめいています。

もし異次元緩和の内容に見直しが発生するとなると、株式市場含めて大きく動く可能性が高いため注目が広まっています。様々な思惑があるということは先行きが不透明であるということなので、予想外の動きを続ける可能性もあります。

今日は経済指標としては各国のPMIに注意する必要はありますが、為替市場への影響は限定的かも知れません。日中は昨日発表された政府の新経済対策の反応から日経平均がどう動くのか注目したいと思います。開始は円高の嫌気からか下げで始まりました。

今日のドル円は特に円安になる材料がないものの、テクニカルな動きとして102円を目指す展開となることを期待します。円安では1ドル100円の心理的節目がかなり分厚いため、下値は限定的になると思いますが、上値も同じく伸び悩みそうな感じです。

1ドル100.80円から101.60円を想定し、上抜ければ102円を目指す展開を期待してロングしたいと思います。ショートは利確のタイミングが難しそうなため、基本的には見送りたいと思います。

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