追加緩和の拡大の可能性は…

昨日から大胆な経済政策の決定が立て続けに発表されています。市場では今日の日銀金融政策決定会合の決定に注目が集まっています。買い入れなどの金融政策は期間延長されると思われますが、マイナス金利の拡大などは見送られるとの見方が多いようです。

大胆な追加緩和期待が根強いなかで、期待以下だった場合の失望による円高のリスクが高まっています。前回のFOMCで年内利上げの可能性を残し、好調な米経済指標が続くとすれば9月利上げの可能性もゼロではない状況が下支えになるとの見方もありますが、それでも今のレンジを考えると1ドル100円割れも視野に入れる必要がありそうです。

昨今のドル円のレンジ相場は今日の日銀金融政策決定会合の結果を含んで、大胆な追加緩和が行なわれる可能性があるとして下支えられてきました。それが崩れるとなると下支えは米経済の動向の重みが多くなり、イギリスEU離脱決定で不安が広がるユーロなどの関係から一気に円買いが進む可能性もあります。

もし予想通りに大胆な追加緩和が実行されるとすれば、間違いなく円安に向かいますが上値は限定的になるかも知れません。市場が織り込み済みなのと、円安誘導に見られたくない思いもありそうです。

今朝、大きく円高に振れました。1ドル103円台まで進行し、一気に2円近くも円高になったかっこうです。その後すぐに戻しましたが、緩やかに円高に向かい1ドル104円近くで推移しています。

一部では海外勢の発注ミスとか日銀政策会合の草案がリークしたとか、日銀が追加緩和を決定したため円安に動くことを見込んで円買いが大量に入ったなどの憶測が飛び交っています。

10:00 追記:ロイターによると海外勢の誤発注の可能性があるとしています。

いつもであれば正午過ぎに会合の内容が公開され、いったん大きく動きます。その後の15時30分ごろから予定されている日銀黒田総裁の発言により、もう一度大きく動く可能性があります。

内容によって上下に乱高下が繰り返されるため、波に乗れれば大きく利益を上げることができますが、予想以上に大きく動く可能性もあるため損切りのポイントはしっかり設定する必要があります。

FX業者によっては判定が遅れ、かなり滑ってから約定されるケースもあるので、証拠金の残高に注意が必要です。

リスクを考え「大胆と言えるほどの追加緩和ではなかった」と市場が失望することを想定してショートよりで勝負したいと思います。各誌が追加緩和について決定したかのような記事を書いているなかで、ある意味逆バリのポジションを持つことは相当なリスクがありますが、当たれば大きいため仕掛けたいと思います。損切りポイントはマイナス100pipsほどの遠いところに設定して、ロット数で調整したいと思います。。

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