トランプ大統領はリスクなのか

ここ数日は投資家の思惑と全く逆の動きが続いています。ドルは利上げ観測から大幅に高くなり、ニューヨークダウは銀行株が買われ過去最高値をつけ、日経平均は大統領選当日の下げを取り戻すどころか、今年最高の上げ幅をつけて終了し今日も上昇を続けています。

各連銀総裁の要人発言で12月利上げの確度が守られていること、FRBは政府と別の動きをすることなどが材料視され、ドル円は一時1ドル107円に迫る勢いで円安が進みました。

中期的な見方は依然として“円高”とする人が多いものの、この2日間の動きは短期トレードをメインにする為替トレーダーからすると“気持ち悪い”動きだったかも知れません。

ドル円相場で言えばボラティリティが高く動きが激しく仕掛けたい相場であるにも関わらずロングを素直に持つことに警戒感があり、かと言ってショートもやりにくい状況でポジション取りが難しいと思います。こうなると「取り引きしない」というのが最善の選択のはずですが、やはり動きの大きいときには仕掛けたくなります。。

今日はアメリカが祝日なので本来ならば落ち着きに向かうはずですが、参加者が少なくなると不意な動きが大きくなるので注意が必要です。1ドル106.90円で跳ね返されており、きれいなM字チャートになっているので上値の目処は107円で考えたいと思います。下の目処は難しいですが、106.00円くらいの広めで見るか、もしくは下抜けの可能性が高い場合は上値でショートを持ち越すのもありかも知れません。

アメリカが祝日とはいえ、FRB副議長の発言が予定されており、12月利上げ確度がより確実なものになればドル円は下支えされ一段上がる可能性もありそうです。米指標ではミシガン大がありますが、直接の影響は限定的になると思います。

余裕があれば日中にショートをナンピン気味で、利益が出ていれば即確定し、ニューヨーク時間の要人発言前に小幅にロングを仕込むのが良いかも知れません。

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