ついに105円台!今週の目標は達成

昨日発表された米住宅関係の指標が予想よりも良く、ニューヨーク原油先物価格も反発し、米10年国債利回りが高水準になったことからニューヨーク時間ではドル買いが続きドル円相場は一時1ドル105.35円を付けるまで上昇しました。

心理的節目である1ドル105円を超えてきたことから、ある程度の利益確定売りは予想されますが長く続いた100円から105円のレンジをブレイクして上昇に乗ることができるか注目です。

FRBが年内利上げすると予想する投資家は実に8割近くおり、来年も追加利上げするだろうと考えているとのことです。とはいえ先行きが不透明なことに変わりはないので、短期取引をメインにしているFXユーザーは目下の12月利上げの動向にだけ集中すれば大丈夫そうです。

ドルが買いやすくなるなかで、ユーロが上昇すれば売る、といった取り引きが多くなっているようです。欧州と米の金融政策の差からドル買いユーロ売りが起こりやすいと言われていますが、日銀に当てはめると日本と米の金融政策の差でも同じことが言えそうです。

物価2%の達成時期を先送りするとの見方が広まっていますが、金融政策については現状維持が行なわれると見られており、単純に円が買いやすくなることはないかも知れません。

今日は重要指標として日本時間21時30分に米GDP速報値、23時にはミシガン大消費者信頼感指数が発表されます。強い結果となればさらに利上げの確度があがり、よりドルが買いやすくなる状態になりそうです。心理的節目の105円を超えた状態で米指標が良かった場合、これからも上昇することを見込んでもう一段の円安があるかも知れません。

日経平均も円安の煽りを受けて上昇で開始していますが、日中は1ドル105円台が維持できるかどうかに注目したいと思います。想定レンジは1ドル104.90円から105.30円ほどで考え、昨日の高値の105.35円付近を超えてくる展開になれば少しずつロングを仕込んでいきたいと思います。利確狙いの逆張りでショートを狙うのもありですが、ハイリスクハイリターンになるかも知れません。

余談ですがAppleが新型MacBookProを発表しました。為替的に注目すべきは、俗に“アップルレート”と呼ばれる米販売価格に対する日本の販売価格ですが、今回は1ドル99円ほどに設定してきています。AppleStoreやiPodの価格など、為替レートに合わせて日本販売価格を変更することが他企業に比べ多く、また企業利益に直結するため、単純に現在のレートや「なんとなく」で設定しているわけもないため、今後数ヶ月の為替の見通しに使われることもあります。

若干の円高想定、といったところですが市場が円安に迎えばアップルレートも変更されると思うので、米利上げが行なわれ更なるドル買いが進むと見込んでいるなら、新型MacBookProの購入は早めのほうが良いかも知れません。

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