今日の動きは米指標がポイントに?

相変わらず上値が重い展開が続いていますが、昨日から今日にかけてはしっかりとした動きを見せて1ドル104円台半ばまで上昇することになりました。ただ、心理的節目の105円に近付けば近付くほど確定売りの戻りや、戻り狙いの取り引きが入りそうなので、押し目買いで中期的な保有目的でないポジションは決済しておいても良いかも知れません。

やはり相場のメインはドルであり、米指標や要人発言により右往左往する展開が今後も続きそうです。欧州勢も雲行きが怪しく、対ドルでの動きに注意が必要です。日本時間17時30分にはイギリスの7月から9月のGDP速報値が発表されるので、EU離脱決定後のGDPへの影響を含め、ポンドはもちろんユーロの動きにも注意する必要があります。

その後、日本時間21時30分には米指標として耐久財受注と新規失業保険申請件数が発表されます。23時に住宅関係の指標もあり、特に失業保険関係が予想よりも良ければドル買いの要因になりそうです。

年内利上げは織り込まれているとはいえ、各経済指標が予想より軒並み低ければ利上げの時期をずらすことになる可能性も十分に考えられるため予想外の値動きに注意が必要です。決算報告が続く株式市場も月末の動きとともに見ておく必要がありそうです。

来週からはアメリカ時期大統領選を見込んだ動きや雇用統計待ちなどの展開になりやすくなるため、このままロングを狙っていくなら今週のうちに1ドル105円に乗せて欲しいところです。不安要素が続けば再び円高チャレンジが再燃するため、過剰なポジション取りは厳禁です。

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