7月利上げ見込むも市場の影響は限定的

方向感のない動きが続いています。ドル円は相変わらず1ドル107円前後をふらふらしており、106円前半まで買い込まれる展開もありましたがけっきょく戻るような繰り返しとなっています。昨日は欧米株式市場の軟調さから若干のリスク回避の流れから円が買われたと思われます。

このところ上昇を見せていた原油が少し下落し、資源国や新興国通貨は反応しましたが、限定的でした。原油価格に敏感なカナダドルも下落しました。本日はカナダで雇用統計が発表されますが、ドル円への影響はほぼないと思います。

FRBの利上げに対する話題も出てきています。5月の雇用統計が弱すぎて経済状況への懸念が高まったにもかかわらず、FRBは7月に利上げを行なうだろうという見方が広まっています。6月利上げの可能性は消えたものの、7月利上げの可能性はまだあるという意見が根強く残っています。材料不足なのでこういった話題でも影響は限定的でした。

本日も日本時間23時に予定されている米ミシガン大消費者景況指数くらいしか材料がなく、来週のFOMC待ちといった様子見ムードに早くも突入している感があります。日経平均やその他株式市場に引き込まれる相場になるかも知れません。

今週は基本的にショートで狙ってきましたが、下値の確認がレンジ内であることから今日はロングに切り替えたいと思います。とはいえ、ブレイクするほどの材料もないので下がったら戻り買いというスタンスで行きたいと思います。買いのタイミングは1ドル106.50円~107.00円ほど、利食いは107.20円超えたあたりで想定したいと思います。

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