国民投票、まさかの離脱かも!?

イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票の開票が始まっています。

昨日の投票時点では残留が優勢のまま動き、ドル円も一時1ドル106円台にのせるなどポンドドルやポンド円も堅調に推移していました。

ところが、現時点の開票状況では離脱派が優勢となっており、余談を許さない状況が続いています。

日本時間9:00現在、382地域のうち12地域の結果に置いて、離脱50.54%(370,404)、残留48.19%(344,535)となっている。

昨日の米失業保険申請件数の数値はここ最近で良い数字が出ており、5月の雇用統計が悪かったにせよ雇用の安定を裏付ける結果となる可能性がありました。イギリスの残留が決まれば、早期利上げ期待が再燃する可能性もあります。

ただ、離脱となればEU諸国の影響はもちろんドル円や新興国通貨にまで影響が及ぶため、来週以降も難しい相場が続くことになりそうです。

日本時間の正午前後まで開票作業が続き、このように途中結果が随時発表されるのでボラティリティが非常に高い状態が続きます。最終結果の発表はずれ込む可能性はありますが、日中は特に注意が必要です。

離脱か残留か発表されたときはドル円も大きく動くことが予想されます。残留が決まれば再び106円~107円ほどで上値が重くなるのではと思いますが、離脱となれば底は見えません。ドル買いより円買いがすすむと102円台や100円台も視野に入ることになりそうです。

政治的話を抜きにすれば為替相場としては”一大イベント”なので、じっくり調整したいと思います。来週の窓明けも見極めて考慮する必要がありそうです…。

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