円高祭り、果たしてどこまで…

一気に円高が進みました。日銀が緩和政策を据え置いたことで、追加緩和期待から失望され急激に相場が動きました。個人的な印象としては勝手に追加緩和期待して勝手に失望しているような気もするのですが…。一時1ドル103円半ばまで円高が進行し、その後は急激な変動による日銀の介入懸念や利確の流れで少し戻しましたが104円半ばまで戻しました。

一部の投資家はしばらく1ドル104円前後で推移するだろうと予想しています。ドル円が上昇する理由は米利上げのタイミングしかなく、イギリスのEU離脱問題や7月利上げも怪しくなってきている今では難しいとの見方もあります。

イギリスのEU離脱問題ではついに銃殺事件まで発生してしまいました。

ジョー・コックス氏が銃撃され死亡、イギリスに衝撃 EU残留派の女性下院議員
huffingtonpost.jp

ポンドは買い戻され、大幅に下落していたポンド円の下支えになりまし。この一件で同情を呼び、残留派が支持を伸ばすきっかけになると見ている人もいます。ユーロも大幅に下落しており、対円では115円台をつけるなど円全面高となっています。

今日は週末のポジション取りが難しい状況だと思います。一部業者では来週からポンド関連の取り引きの規制が実施されるのと、いよいよイギリスのEU離脱是非を問う国民投票を控え世論調査やマスコミがより活発になることなどがあり、円買いが止まらないなかでどれほどのボラティリティがあるのか判断が難しい状況が続きそうです。

このまま介入観測もなく、イギリスがEUを離脱するとなれば、大半は織り込み済みとはいえドル円の二桁台突入も現実味を帯びてくる可能性があります。102円と100円でかなりの下支えがあると思いますが、最近のチャートの動きで見るとじわり上昇した後、指標などが原因で1、2日で一気に数円下がることを繰り返しています。

とりあえず今日は来週のポンド関連のポジションをどうするか、またドル円は下支えを確認したことからじわりと円安に戻すかどうかも見極めたいと思います。比較的ロング寄りで仕掛けたいと思いますが、104.00円くらいで拾えたらベストかなと…。利確ラインはボラを見て20~30pipsくらいで取りたいと思います。

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