広いレンジのままADP発表へ

昨日のドル円相場は予想通り1ドル111.50円(に届きませんでしたが)を下値の目処として1ドル112.50円から112.70円で利確で正解でした。米GDPが予想以上に良かったため一時1ドル113円を大きく突破しましたがその後は売られ112円台に戻るという展開になりました。

先週までの“円安祭り”は落ち着いた感がありますが、それでもドル円相場が一日で数円幅で動くのは乱高下と言えそうです。特に雇用統計の週でこれほど動くのはポジション整理がいつも以上に多くなっているのかも知れません。

今日は雇用統計の前哨戦であるADP雇用者数が日本時間22時15分に発表されます。前回は14.7万人で今回の予想が16.0万人となっていますが、大きく予想を下回らない限り下値は支えられそうです。

さすがに10万人を割るほどのネガティブサプライズがあれば売りが優勢になりそうですが、前回と同じくらいか13万人くらいであれば下げ幅は限定的になるかも知れません。

その他にも欧州では19時に消費者物価指数と、21時45分からドラギECB総裁の発言が予定されています。米ADP雇用者数発表前に予想外のユーロドルの動きがあるかも知れませんので、ポジション取りには注意が必要です。

立て続けですが日本時間では明日の朝4時にベージュブックも公表されます。次回FOMCの討議内容となるため、利上げに対する内容などに注意が必要です。とはいえ、ほぼ織り込み済みの相場で“想定内の結果”で終われば特に動くことはなさそうです。

今日のドル円は上を1ドル113.00円で意識して、下は昨日と同じく1ドル111.50円でみたいと思います。東京時間や欧州開始のときに113円を抜けると利確の動きが強くなって戻される場面があるかも知れません。ADPの結果次第では円高よりで終わるかも知れませんが、週末の雇用統計までは基本的にロングでいきたいと思います。

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