軟調な米指標が重しに

昨日発表された米指標では、雇用統計の先行指標と言われているADP民間雇用者数が予想よりも下回り、一時1ドル106.25円まで円高が進みました。ただ、その後発表されたISM非製造業景況指数は予想よりも上振れ、107円を超える展開となりました。東京市場が休場のため日中は材料不足の展開でしたが、米指標で若干動いたかっこうとなりました。

ただ、ADPが低水準の結果となったため、6日に控えている雇用統計も意識されニューヨーク株式市場が続落、ドル円も107円前後でもみ合い上昇トレンドとはなりませんでした。

明日の米雇用統計が予想以上に強くなければ円高基調のトレンドは変わらない、との見方が広まっています。ただ、明日は4日ぶりに東京市場が動くため午前にもドル円は大きく動くかも知れませんので注意が必要です。

本日まで東京市場が休場のため、やはり日中は昨日と似たような動き、特に107円前後で推移しているため、意識された動きとなるかも知れません。昨日の107.25円を上抜けても限定的の可能性があります。アジア時間では何かと問題の多い中国の4月財新サービス業PMIの指標くらいでしょうか。

日本時間21時30分に予定されている米新規失業保険申請件数で動くかも知れませんが、それ以外は明日の雇用統計に向けて様子見ムードも広まってきているかも知れません。ひとまず107円前後の攻防だと考え、106.80円〜107.25円の間でリピートしたいと思います。方向が出れば様子見ですね。

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