今夜は雇用統計

昨日のADP雇用統計の結果は市場の予想より良い結果となりました。ただ、ドル円への影響は限定的で、上値が重い状況が拭い去れませんでした。本日の雇用統計待ちと、下げへの雰囲気が勝っていた印象です。

いつもなら強いADPの後は雇用統計も良い結果になることが多いですが、前回はADPこそ良かったものの雇用統計の結果はネガティブサプライズとなる予想を大幅に下回る結果となりました。

今回の事前予想では+17.5万人から+18.0万人と考えられていますが、近い結果になるのか予想より大幅に超えてくるのか注目です。失業率は前回も数値が良かったことから、今回も継続しているかどうか、また賃金の伸びもあわせて注目です。

数値が予想より下回っても、多少の幅なら比較的好感されるかも知れません。とにかく前回の悪すぎた結果が一時的なノイズなのかどうかに注目されています。

もし今回も非常にネガティブな結果となった場合、年内利上げの可能性がさらに濃厚になり、ドル円は二桁台に突入することも考えられます。かなり良かった場合でも、今の相場を見ていると上値が重くてもおかしくありません。

このまま1ドル101円前後で雇用統計の発表を迎えると、下値の幅は大きそうですが上値は101.50円を抜けるのも難しいかも知れません。円が買われすぎとの雰囲気と、結果がかなり良ければ102円台も視野に入れたいと思います。

にほんブログ村 為替ブログ 為替日記へ

.