イエレン議長の発言に注目

ドル円の狭いレンジでの動きが続いています。昨日発表された米経済指標も手堅く、今日のジャクソンホールでのイエレン議長の発言を前にポジション調整の流れが続きました。

今日の日中も動きの乏しい展開が続くと思われます。ただ、夜のイベントを控えて欧米市場がオープンする頃には少し動き出すかも知れません。

ジャクソンホールに集結するメンバーの中には利上げを求める声も強く、各々の発言も注目されますが、やはりイエレン議長の講演が一番の注目を集めています。

講演の内容についてシンポジウムに沿うテーマで終了する可能性もありますが、米経済の動向についてどのような発言があるか注目です。9月利上げに対しても肯定も否定もしない姿勢を出すと思われますが、年内の利上げに対して否定的な意見が少なければ、今後の米指標により一層注目が集まることになりそうです。

いつもどおりならイエレン議長の講演はハト派的発言が多かったですが、今回もそうなるか注目です。肩透かしとなる可能性もありますが、大きな材料なので注目したいと思います。この後の材料は来週の米雇用統計が控えており、今回肩透かしで動きが乏しかった場合、来週中も動きの乏しい展開になるかも知れません。

サプライズがあれば100円割れ、101円超えはありそうなので、ポジション取りには注意が必要です。経済指標の発表と違って、講演の場合はどの発言のタイミングで市場がどう解釈するかで跳ねる場面が変わるので、リアルタイムでは難しい取り引きになると思います。

今日は様子見ムードが続いている日中に仕掛けるポイントがあれば仕掛けたいと思いますが、ジャクソンホールがある23時までにはいったんポジションを解消して、結果を見てから動きたいと思います。

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