パッとしない動きが続き、仕掛けるタイミングが難しい状況が続いています。じわり円高に動いているとはいえ、動きの幅を見るとまだまだレンジ内であり、少し下に下がったものの1ドル103.50円から104.00円ほどの幅でフラフラしそうな感じです。
ドル円チャートの1日足を見ると、ちょうど一目均衡表の上の雲に当たって弾かれたような動きになっています。このまま雲の上付近でもみ合う展開になるのか、雲の中に入っていく(円高)ことになるのか、どちらも考えられそうです。RSIなどを見ても売りも買いもほぼ均等になっており、方向感のないことがわかります。
やはり依然として若干の弱含み感はあるものの、材料として日経平均なども見られるので17,000円台を安定して回復すれば円安方向に戻りやすくなると思います。今日の開始は日経平均が回復しドル円もつられて0.3円ほど円安に動きましたが、日中はこれくらいのレンジで収まりそうです。
日本時間の10時からは米大統領候補の最後の討論会が行われますが、市場的に影響は限定的になりそうです。米経済ではヒラリークリントン氏が大統領になり、年内利上げも行なわれる、といったことが織り込み済みであり、今回の討論会でもクリントン氏優位は変わらない、と考えられているためです。
ただ、欧州時間以降は少し動く可能性があります。日本時間20時45分にECB理事会、その後21時30分にはドラギ総裁の会見と、アメリカでは新規失業保険申請件数や23時には住宅関係の指標などが発表されます。
特に利下げする欧州と利上げするアメリカでは金融政策にはっきりとした差があり、ユーロが買いにくい状況が続くので内容によっては一段のユーロ安ドル高になりそうです。サプライズはないと思いますが、発言などに注意が必要です。
今日は日中は1ドル103.50円から104.00円ほどのレンジで考え、欧米時間は久しぶりにユーロドルで仕掛けてみようかなと思います。基本的にはユーロ安ドル高で仕掛けたいと思いますが、逆に動いたら持ち越さずすぐに損切りしたいと思います。
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