104円に乗るには中国次第

相変わらず横ばいの動きで仕掛けにくい相場が続いています。昨日は想定していた1ドル103.65円から104.10円の幅にほぼ収まるような結果にはなりましたが、上と下で仕掛けにくく薄利になってしまいました。今日も比較的レンジな動きが続くと思いますが、東京時間に発表される中国GDP関係の指標がポイントになりそうです。

日本時間11時に予定されている中国GDPを始め工業生産、小売売上高などが市場予想よりも高くなれば日経平均も押し上げられ、円安の動きになると予想されています。ただ、104円台には利益確定の層が分厚いためもみ合いの展開は続きそうです。

結果が悪ければ日経平均は押し下げられドル円も円高になる可能性が高そうです。今週はじめの中国懸念が再燃するかたちになれば、方向感の薄い為替相場が一段動く可能性もあります。

ニューヨーク時間には重要な指標が予定されています。日本時間21時30分には住宅関連の指標が立て続けに発表されますが、これは限定的な影響になるかも知れません。21時45分からはFOMCメンバーであるウィリアムズ氏の講演が予定されていますが、要人発言には注意が必要です。翌午前3時のベージュブックでは、各要人発言と併せて米利上げの思惑を探る材料になるため、大きく動く可能性があります。

あまりドル円には影響なさそうですが、カナダの政策金利発表などもあるので原油価格とともに注視したいと思います。

若干弱含みではあるものの、1ドル104円台を目指す展開になっています。ただ、104円に乗せても利確で叩かれもみ合うケースが多そうなので、経済指標などでレンジブレイクできるか注目したいと思います。

中国悪化、米指標が予想よりも伸び悩み、弱気な要人発言などが続けば下値の確認で1ドル103円台前半はいきそうですが、ほぼ予想通り、なおも利上げ可能などの観測が強まれば104円台を回復し104円前半でもみ合って終わりそうです。

今日の想定レンジは日中は中国指標に左右されてからレンジを動かしたいと思いますが、基本的には米指標まで上下0.3円幅くらいの狭いレンジで収まるのではないかなと想定します。今のレートでは1ドル103.50円から104.10円の範囲くらいを想定します。中国指標発表後に大きく動いて方向が出れば順張り、動いたものの方向が出ず横ばいになりだしたらふたたび上下0.2~0.3円ほどの幅を想定したいと思います。

なかなか逆張りも仕掛けにくい相場ですが、方向が出るまで待ってみるのも悪くないと思います。

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