G20でどう動くか

pound昨日は予想以上に円高がすすむ場面がありました。一時110円台に突入するまで動き、大きなヒゲをつけて今日の朝に1円ほど戻しています。原油価格の低迷とイギリスのEU離脱懸念が広がったことによると思われますが、その後のニューヨーク株式市場で持ち直した動きになりました。G20を前に積極的な買いは控えられると予想されますが、渦中の英国GDP指標や米指標が控えておりボラティリティは引き続き高いかも知れません。

やはり、まだまだポンド安も止まりそうにありません。このままイギリスがEUから離脱するとなると、対ドルが暴落し、もちろん対円でもかなりの安値となることが予想されます。国民投票が6月とはいえ、離脱が確実視されれば相場は先に動きます。上値を確認する動きも難しいため、上昇は限定的と考えられます。スワップ金利に気をつければ長期ショートでも良いかも知れません。

東京市場では日経平均に注目しつつ、G20前の欧州、ニューヨーク市場の動きに注意しながら週末に向けたポジション調整が必要になりそうです。