ポジティブな材料で戻り

OPECが実に8年ぶりに減産で合意しました。サウジアラビアは最後まで反対していましたが、原油価格の低迷を打開するために減産合意に至ったと考えられています。原油減産決定を受けて原油価格はすぐに反応しましたが、合意の詳細情報が出揃うまで様子見している市場関係者も多いようです。

対円で全面的に若干の円安になりました。幅こそ狭いものの、1ドル101円付近まで戻し、東京市場がオープンすると101円を超えてきていますが、依然として100円台の“しがらみ”は強そうです。

イエレン議長含め各連銀総裁の発言も相次ぎました。利上げに対して前向きな意見が多かったため確実性はあがりましたが、これくらいの発言であれば市場は織り込み済みであり、為替への影響は限定的でした。

今日は15時35分ごろから日銀の黒田総裁の会見が予定されています。アジア時間は要人発言に注意する必要がありそうです。夜には米GDPと新規失業保険申請件数が予定されており、材料として強く意識される指標になりそうです。特にイエレン議長が「FOMCは失業率がさらに下がると見ている」と発言した後なので、新規失業保険申請件数の数値は参考になるかも知れません。

何かと話題のドイツも重要指標がいろいろ発表されますので、ユーロ圏も含めて注視する必要がありそうです。夜にボラティリティを狙うならユーロドルもおもしろいかも知れません。

今日は日中は様子見して、安定的に1ドル101円台を維持できるのかどうか見てみたいと思います。黒田総裁の会見でサプライズはないと思いますが、結果を受けてから仕掛けたいと思います。夜は指標に注目したいですが、年内利上げするとなると12月なので、まだまだそれまでに指標が多くあるため今日の結果が良くてもある程度限定的な動きになる可能性があるので、小幅に利確していきたいと思います。基本的にはロングで考えたいですね。。

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