イギリス残留優勢に?

昨日のドル円は利確などで若干の反発があったものの、ほぼレンジ内の動きとなり様子見ムードで終わりました。FOMCと日銀会合を控え積極的な取り引きは行なわれませんでした。本日も重要な米指標が続きますが、普段と比較すると小幅な動きになるかも知れません。方向を決定付けるというより、様子見ムードのレンジが変わるくらいの気持ちで見たほうが良さそうです。

EU離脱渦中のイギリスでは残留すると予想する人が減ってきています。そんななかでアメリカのオバマ大統領は経済的な視点で見てもイギリスのEU残留を強く支持する姿勢を示しました。このことが今後の国民投票結果にどの程度影響するのか注目です。ポンドは大きく上昇し、対円でもドル円の流れを引き継ぎつつも上昇を見せました。

サウジアラビアの国営企業であるサウジアラムコが上場するとの可能性を見せ、原油価格がどのように反応するのか注目です。実現すれば世界的な超大型IPOとなるため、市場への影響も大きいと思われます。

本日は目立った指標は日本時間21時30分から23時までに立て続けに発表される米指標くらいなので、東京時間は日経平均に注意したいと思います。ニューヨーク時間でもFRB待ちとなる可能性が高いので、大きく仕掛けず小幅に攻めていくのが良いかも知れません。

ドル円の本番は27日夜から28日中だと思われていますので、それまでは様子見ムードが続くかも知れません。どちらに振れるにせよレンジは大きく動く可能性があるのでポジションを保持している場合は証拠金維持率など今のうちに調整しておくのが良さそうです。

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