ドル円相場はほぼ横ばいに近いですが、緩やかに円安方向を支持する動きとなりました。株式市場も落ち着きを取り戻しつつあり、イギリスのEU離脱に対する問題が一段落したとの見方もあります。ただ、離脱が決定した先週末の混乱が落ち着いただけと見るべきで、中期的にはまだまだ混乱はありえそうです。
またテロが発生しましたが、為替市場への影響は限定的でした。しかしこのような事件はなんとかならないものなんでしょうか…。
原油価格の上昇や株価の戻し、イギリスのEU離脱問題の一旦の落ち着きなどから新興国通貨含め戻す結果となりました。豪ドルやニュージードルが対ドルで上昇し、南アフリカランドも対円ともに大幅に上昇しました。
経済指標としては日本時間の本日17時30分にイギリスのGDP確定値がありますが、影響は限定的かも知れません。21時30分の米新規失業保険申請件数にも注目したいと思います。連続してよい数値が結果として出てくるかどうか確認する必要があります。
1ドル103円台をコンスタントに回復できるかどうかで方向が変わりそうです。円安方向にむかっているとはいえ、明確な材料不足のなかで利益確定の流れくらいではないかなと考えています。そうなると上値が重くなりそうなので、枚数を多めにして小幅にpipsを狙うか、中期的にロングポジションを狙うか悩みどころです。
中期的にポジションを取るにしても、来週は米雇用統計があり、FOMCも控えているので少なくとも1週間程度の期間で考えたいと思います。
今日のドル円は102.60円から103.20円ほどのレンジで考えたいと思います。
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