昨日の対円相場はほぼ全面安となり、円高に一服感が出ました。ただ、新規に買い込むほどの勢いはなく、今日もある程度上値の重い展開になりそうな気がします。日経平均も円高の一服感から一時的とはいえ買い戻しが増え上昇するかも知れません。
ポンドは大幅に反発しましたが、それでも元に戻るには程遠いですし、中長期的に政治的不安などがなくならないため上昇が続くとは思えません。多くの投資家は少なくとも年末まで下落傾向が続くと予想しています。
相場は波なので、「今月」とか、もっと絞って「今日だけ」で見ると大幅に上昇したり下落したりすることが常なのでスイングする場合はしっかりとトレンドを見極める必要があります。もちろんスキャルピングでも波に乗るのは重要なことですが…。
ユーロも反発し、利益確定の流れがついたとの見方もあります。不安定なことにかわりはないので、どこでロングもしくはショートを仕込むか悩みどころです。
本日、イギリスのEU離脱に対する市場の反応について、日銀と政府は再び話し合いを進める予定となっていることも下値の支えとなっています。ここで新たな金融に対する政策への期待もあるようです。ただ、積極的な追加緩和などの施策がされるという見方はだいぶ減ってきているようです。
昨日の米指標の結果は失望するほどの結果ではありませんでしたが、予想に対して少しずつ低く、パッとしない結果となりました。ただ、市場への反応は限定的でユーロとポンドが主役だったことに変わりはなかったようです。
今日も引き続き米国の重要視票が発表されますが、結果に注目しつつFOMCメンバーなどの各要人の発言にも注目したいと思います。新興国通貨の上昇と、ポンドとユーロの利益確定の流れが本日も継続されるのか、見極めたいところですが、落ち着きつつあるドル円に絞って狙っていきたいと思います。
今日のドル円は少し円高に戻すと予想し、1ドル102.00円から102.80円の幅で考えたいと思います。ロンドン時間やニューヨーク時間までに103円に近付けば再び上昇基調になるかも知れませんが、少なくとも東京時間に仕掛けるとするならばショートにしたいと思います。
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