ポンドは荒れるもドル円は緩やか

イギリスのEU離脱の混乱が市場では続いています。ポンドは対ドルで大幅に下落を続けたほか、イギリス国債の利回りが初めて1%を切るなどネガティブな材料が揃いました。まだこの流れは続くと予想する投資家がほとんどであり、一段安の可能性はまだまだあります。

ポンドの逃避先が通貨では米ドルや円にむかいました。ユーロも非常に弱く、対円、対ドルともに大幅下落しています。米ドルと円に逃避買いが集中したことで、ドル円としては極端な円高とはなりませんでした。

ただ、緩やかに円高が続いており、為替介入がないとするならば1ドル100円割れは十分に考えられそうです。アメリカが強い経済を見せず、早期利上げの可能性が完全になくなり世界的に経済不安が続くとするならば90円台半ばも十分に視野に入る相場となっています。

南アフリカランドは続落、原油価格も下落しており上昇の材料不足な状態が続いています。その他、新興国通貨も軒並み大幅安となりドルを覗けば全体で円が高くなっています。

本日は日本時間21時30分から23時にかけて米GDPや消費者信頼感指数などの指標が発表されます。イギリスのEU離脱問題で不安定かつ不透明な経済状況となっているなかでどれほどの米指標を見せることができるのか注目したいと思います。

あまり乗り気ではないですが、ドル円で勝負するならショートよりで仕掛けたいと思います。1ドル101.40円から102.00円をレンジと考え、下抜けるようであれば101円ストップ狙いで仕掛けたいと思います。

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