昨日のニューヨーク時間にイエレン議長がトランプ大統領になってもFRBの政策への変更はないとの見方を示したことで12月利上げが確実視されドル円はついに1ドル110円を突破するまで動きました。
今朝は利益確定売りが優勢になり110円を割る展開になっていますが、レンジに入ってもまた一段上の幅にブレイクする結果となりました。
ドル円相場はかなり“いってこい”な相場が続いており、急激な円安懸念もなんのその、と言った動きになっています。こういうときは大人しく流れに乗るが正解ですが、利確の動きが出ているときは思い切って逆張りしてみるのもおもしろいかも知れません。
とはいえこれまでの流れからいくと利確が終了すると押し目買いが入り、再度値が動き出す可能性が高いです。110円でロングを持つのは(一週間前の感覚では)非常に怖いですが、12月FOMCで利上げが行なわれるまでロングポジションを優勢にするのが一番安全かも知れません。
今日は目立った指標は日本時間0時の米景気先行指数くらいで、週末のポジション整理とテクニカルな動きが強くなるかも知れません。テクニカルといっても今週のドル円相場はドルが買いに買われたので判断が難しいかも知れません。
東京時間は利確と押し目買いが続くと思うので1ドル110円を挟んだ攻防になりそうです。東京市場が開いてから109.90円を割らなかったことから下値はそれくらいを目処にして、タッチか割ってきたら押し目買い、110円を超えたところで一旦利確定するか、数量に注意して持ち越したいと思います。
ポジション整理が優勢になれば109.50円くらいまではありえそうですが、各連銀総裁の発言に加え最後の砦のイエレン議長も利上げに対して前向きであることから下値はしっかり支えられそうです。ショートを持つ場合はすぐに利確したほうが良いかも知れません。
.