ドル円は106円の壁が厚い、ユーロドルが支えに

昨日の日経平均は大幅安で始まり、そのまま戻ることなく前日比500円を超える大幅安で終了しました。米ISMの結果は50.8と、基準の50を超えてきたものの期待値よりも低い結果となりました。内容を見るとドル安円高が進んでも良かった相場ですが、ユーロが対ドルで高値を付け下支えとなりました。

これを受け米国株は大幅反発、ニューヨーク株式市場もナスダックも大きく上げて終了しました。ユーロドルが中心の相場となったためドル円は106円を割ることなく推移しました。

黒田総裁は「円高は経済に悪影響の恐れがある」「明らかに一方的に偏った投機的な動きが見られるので、極めて憂慮している」と発言し、物価目標の達成が危ぶまれるなら金融刺激策を拡大する用意がある、ということも強調しています。ただ、物価目標は2017年に先延ばしされており、介入も現状では難しいため実際に動くのは更なる円高が進んだときだと言われています。

本日は東京市場は休場ですが、アジア時間には注目すべき指標があります。日本時間10時45分の中国PMIと13時30分のオーストラリア政策金利発表には注意が必要です。

ドル円は昨日の安値の1ドル106.14円ほどを下抜けるか意識しつつ、やはりショートよりでポジショニングしたいと思います。昨日はあまり動かずあまりpipsを稼ぐことができませんでしたが、今日も小幅に利確したいと思います。

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