米FOMC金利据え置き

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FOMCで金利据え置きが決定されました。声明の中で不安定な世界経済、金融市場への懸念を示し注視するとした一方で、米経済については回復しているとの前向きな判断を維持しました。

しかし、このFRBの金融政策の見方がわかれ、不透明感も増したことによりニューヨーク株式市場は大幅安となりました。他でも言われているようにApple株が増収増益ならがiPhone不振で成長が鈍化していると言われ大幅安となり、ナスダック全体でも2%の下げとなる結果になっています。

円相場は前日に円高に振れていた分、FOMC後に円安に流れるも当日では微円高になりました。現時点で戻しの方向にあり、118.7円前後とここ最近の相場としては高値のレンジになりつつあります。日経平均は現時点ではさほど動いていないように思いますが、米経済の指標がどのように影響するのか注視する必要がありそうです。

各新興国も追加緩和の可能性が出てきています。OPECの影響で原油は引き続き上昇を見せていますが、不安定なことに変わりはありません。各国が米経済の指標をどのように解釈するのか注目です。

米FOMCが金利据え置き、世界経済・動向を注視へ