イエレン議長の発言に全世界が注目

header001昨日から今日にかけての欧米マーケットは週明けと同じような動きとなり、円が買われ新興国通貨が売られる動きとなりました。

日本時間では前日のマーケットの影響か、日経平均が暴落。ドル円も一時114円台に突入するなどかなりの円高トレンドでした。その後NY株式市場につられて若干戻ったようなかたちですが、115円前後のポジション争いが続いていそうです。NY市場は本日のイエレン議長の発言を待ってか、チャレンジな取り引きは控えられていたとの見方が広まっています。

日経平均は本日の現時点でついに16,000円台を割ってしまいましたが、下値を確認しているような状況でもしかしたら若干の戻りが観測されるかも知れません。下げ銘柄が増えなければ良いのですが…。

本日はなんと言っても日本時間0:00に予定されているイエレンFRB議長の下院金融委員会での議会証言が大注目されています。世界マーケットが混乱している状況下で米ドルも売られ続けているような現状に対し、どのような発言がされるのかによってドル円は大きく左右されることになると思います。もしそれでも楽観的な見方を示せば大きく回復するかも知れませんが、懸念を示すようなことになれば下値を確認しているような状況なので一気に114円割れする可能性もあります。

米ドルに影響があるのでもちろんクロス円の新興国通貨も大きく動くと考えられます。夕方にあるロンドン指標も注意しながら普段より枚数を減らすなどしてポジション取りに十分気を付ける必要がありそうです。