昨日のニューヨーク株式市場も続伸しました。原油価格が上昇を続け、５０ドルに迫っています。ドル円も小幅高となり、下値の支えの強さが現れた相場となりました。何度か下値をチャレンジして戻される相場が続いているので、テクニカル的にはそろそろトレンド転換して上値を狙いそうな気もしますが、日足で見ると高値圏におり、１１０円をコンスタントに超えているものの上値も重い状態となっています。１０９．１０円までは試す可能性もあり、ロングにも注意が必要です。
本日よりいよいよサミットが開催されます。世界経済情勢の議論がされますが、サミット中はもちろん終了後の各要人の発言や内容に注目です。特に日本は消費税増税のタイミングなどもあるため、注意が必要です。
また、海外勢は相変わらず日銀の追加緩和期待が根強く、FRBが年内２回もしくは３回の利上げを行なった場合、より円安が進むだろうとの見方が広まっています。特に次の利上げは６月ではとの観測が広まり、これも下支えのひとつの要因となっています。ただ、６月はイギリスのEU離脱国民投票も控えているため、効果を考えて７月に行なうだろうとの見方も広まっています。
そんなイギリスのGDP改定値が日本時間１７時３０分に予定されています。ボラティリティの高いポンドで勝負している人は特に注意が必要かも知れません。また、２１時３０分から０時にかけて米新規失業保険申請件数や、耐久財受注、コア資本財受注、中古住宅販売保留指数、カンザスシティー連銀製造業活動指数などの重要な米指標が立て続けに発表されます。FRBの利上げタイミングに重要な指標となるので、結果次第でサミットの内容も含めて大きく相場が動くことも考えられます。
下値が支えられていると思う間は基本的にロングで仕掛けたいと思います。下値の目処は１ドル１０９．１０円とし、下抜けるまではロングでナンピンしてみても面白いかも、と考えています。利確は１０～２０pipsほどの幅を狙っていきたいと思います。
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