昨日発表された米ADP雇用者数は予想を大幅に上回る21.6万人という結果になり、より一層今月の利上げが現実的になりました。その後もOPECで8年ぶりに減産合意するなど好材料が続きドル円相場は一時1ドル115円に届きそうになるまで円安が進みました。
今朝方は利益確定売りに押し戻される場面もありましたが、雇用統計に向けて下支えの展開が続きそうです。原油価格はしばらく高値が続くと予想されていますが、非OPEC国の動向もあるので注意する必要はあります。
日経平均も前日比で一時300円を超える上昇を見せており、18,500円を回復するなど良い傾向が続いています。輸出関連企業の売りはあるものの、このまま来週に米利上げが実施されれば20,000円台回復もそう遠くないかも知れません。
ニューヨーク時間の注目指標ではISM製造業景況指数がありますが、強い結果が出ると予想している人が多いようです。節目の50を割れば悪材料となりますが、予想の52.1やそれ以上になると弾みになるかも知れません。もし55に近い数字が出るとますます好材料とされそうです。
普段であれば明日の雇用統計待ちの相場になるはずですが、今日もポジション整理などである程度動くことが予想されます。ADPが予想以上に良く、他経済指標も悪くない中で雇用統計者数にも期待がかかっていますが、ここまでくれば強い結果が出てもそれほどサプライズにはならないかも知れません。とはいえ、強い結果であればドル買いが進むのは間違いなさそうです。
今日はすでに上がりきった感があるため、戻りを狙うのもありですが今はまだ強含みのためショートを仕掛けるなら欧州時間以降が良さそうです。それまでは様子見してニューヨーク時間前に下がっていたら押し目買いしたいと思います。想定レンジはかなり広いですが1ドル113.50円から114.70円で見たいと思います。
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